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SPCC用SVBONY CLSフィルターデータ

PixInsightのSPCC用にSVBONY CLSフィルターの透過曲線データを作りました。

SVBONYの販売サイトの画像からフィルター定義データのcsvを作りました。

対象フィルターはこのブロードバンドのタイプです。

[blogcard url=“https://www.amazon.co.jp/dp/B0799JV9LJ ” title=‘SVBONY レンズフィルター CLSフィルター 光害カットフィルター 天体観察 天体撮影 2.0インチ天体望遠鏡などに利用でき (2.0インチ)’]

なお販売サイトの画像は700nmまでしか表示がありませんが、データを700nmまでで作成すると700nmでスパンと透過率が0になる形になってしまいます。

保護ガラスがUV-IRcutのカメラで使う分には問題ないですが、ARコートのカメラで使うときに問題がありそうだと思いましたので、透過曲線を1000nmまで伸ばしています(正確性の保証なし)。

csvをテキストエディタで開いてwavelengthとtransmissionの最後尾の数字を削除すれば700nmまでの定義データになります。

こんな感じでFilterManagerで既存のセンサーカラーフィルターと組み合わせて2600MC Pro+SVBONY CLSのSPCC用フィルター定義を作りました。

なお処理中のM31の画像でSony Image Sensor *-UVIRcutと比較してみましたが、SPCCのlinear fitに多少の差は出ますが見た目での違いは判らなかった模様。

もし試したい方がおられましたらcsvはこちらからどうぞ。

SVBONYCLSv2ダウンロード

更新履歴
・2024/9/22 v02 曲線補間の影響か透過率が1を超えている部分があったので打点を増やした。
・2024/9/22 v01


作成にあたっては下記を参考にさせていただきました。感謝。だいこもんさんはQBPのフィルターデータなども公開してくださっています。そのうち使わせていただこうと思います。

https://snct-astro.hatenadiary.jp/entry/2024/06/19/013524

https://www.youtube.com/watch?v=bAwK5Isk-U8

SPCC用SVBONY CLSフィルターデータ
https://stargazr.net/posts/2024/0922-spcc-svbonycls/
作者
FarbiE
公開日
2024-09-22
ライセンス
CC BY-NC-SA 4.0
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