PixInsightのSPCC用にSVBONY CLSフィルターの透過曲線データを作りました。

SVBONYの販売サイトの画像からフィルター定義データのcsvを作りました。

対象フィルターはこのブロードバンドのタイプです。

なお販売サイトの画像は700nmまでしか表示がありませんが、データを700nmまでで作成すると700nmでスパンと透過率が0になる形になってしまいます。

保護ガラスがUV-IRcutのカメラで使う分には問題ないですが、ARコートのカメラで使うときに問題がありそうだと思いましたので、透過曲線を1000nmまで伸ばしています(正確性の保証なし)。

csvをテキストエディタで開いてwavelengthとtransmissionの最後尾の数字を削除すれば700nmまでの定義データになります。

こんな感じでFilterManagerで既存のセンサーカラーフィルターと組み合わせて2600MC Pro+SVBONY CLSのSPCC用フィルター定義を作りました。

なお処理中のM31の画像でSony Image Sensor *-UVIRcutと比較してみましたが、SPCCのlinear fitに多少の差は出ますが見た目での違いは判らなかった模様。

もし試したい方がおられましたらcsvはこちらからどうぞ。

更新履歴
・2024/9/22 v02 曲線補間の影響か透過率が1を超えている部分があったので打点を増やした。
・2024/9/22 v01


作成にあたっては下記を参考にさせていただきました。感謝。だいこもんさんはQBPのフィルターデータなども公開してくださっています。そのうち使わせていただこうと思います。