DIYハーモニック赤道儀について、年末年始の時間を使って設計を考えていました。
15cmニュートンを載せたいので、筐体の強度もそこそこ必要、できれば金属で筐体を作りたいところ。
いろいろ作例の情報収集をしていたところ、工業用アルミフレームを使った作例を見つけました。この作例では、20角のアルミフレーム(20×20)と3Dプリントパーツで構成されています。
先の作例ではアルミフレームは全て20×20のものでしたが、20×40のフレームに統一すればもっとシンプルに、少ない部品点数で作れそうな気がします。使う予定のNEMA17モーターは42x42mmなので、20×40のフレームを四方にピッタリ並べてしまうと内部空間が40×40で収まりませんが、アルミフラットバーとかで作った5mmくらいのスペーサーを挟んで固定するようにすれば、内部空間50×50でちょうどよい感じにできそう。
この方針はよさそうです。何しろアルミフレームは安い。例えば、モノタロウで売っているSUS製の20×40アルミフレーム(なんと10mm刻みでカット済みのものが売っている!)は、L=120mmで1本154円(税別)、L=150mmで1本206円(税別)。赤経体と赤緯体を分割式にするとして、片方に4本ずつ、計8本買ったとしても、合計2,000円もかかりません。プラスして必要なアングルブラケットやTナット(50個入り1,870円を2セットで十分足りる)などを含めても、余裕で1万円未満に収まりますね。しかも側面の溝を使って無加工でいろいろ(アリガタとか)固定できるという利点も。
ただし、3DプリントやCNCでピッタリの筐体を作るのに比べるとフレームの厚みがあるのでやや嵩張ります。とはいっても、1辺が20×4+5×2=90mm、かつ四隅はフレームがないので十分コンパクト。
あとはモーターとハーモニックドライブを固定するフランジプレートと、出力面にタカハシ規格のアリミゾを取り付けるためのアダプタが必要です。
OpenSCADでおおざっぱに作ってみたイメージ図がこんな感じ。
端子類はバックプレートに取り付け。プラネタリギアードステッパーの長さが95mmくらいなので、フレームの長さは赤緯体は120mmくらい、赤経体は基板内蔵するなら+40~50mmくらい?
フランジプレートとフレーム側面のアングルブラケットでの固定で強度は十分と思われるので、端子類が付くバックプレートは3Dプリント製でよさそうですね。
高度ウェッジは、アルミフレームの側面にアリガタをつければ手持ちのスカイメモS微動雲台のコピー品っぽいやつを流用できます。
こうして考えてみると、フランジプレートさえ作れればほぼゴールですね。JLCCNCあたりでアルミをCNCフライス加工で作ってもらうか?ほかに必要な加工はフレーム端面のタップ穴とフラットバーの穴あけ程度。これは自分でできますね。
2段か3段のOnStep基板を自作すれば、赤経体に内蔵することもできそう…
内側の溝を使ってウェイトシャフト取付用の板付きナットとかも取付できそう…
もう少し考えてみます。
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